2008,11,21, Friday
引き続き、スプリングスティーンを聴いている。
このアルバムは衝撃的だ。
彼が歌っているのは、ロックではなくアメリカのフォーク・ソングだ。
フォークといっても、日本のような四畳半的な閉塞的・内向的な世界を描いたものではない。
下級労働者、黒人、戦死者たちの歌であり、虐げられた者たちの労働歌であり、プロテスト・ソングだ。
何世紀も歌い継がれてきたものもある。
タイトル曲はあまりにも有名なプロテスト・ソングだ。
彼は、自らの音楽のルーツをさかのぼり、ついにその源流に辿り着いたかのようだ。
それは歌が発生する、原初的で豊饒な源泉であっただろう。
しかしこのアルバムは、『ネブラスカ』や『ゴースト・オブ・トム・ジョード』のような静かで暗い奥深さはない。
限りなく陽気に、そして豊かなセッションとして録音されている。
これには圧倒される。
原点への旅を終えた彼は、また力強く蘇ってきたかのようだ。
是非、日本語訳のある日本版の購入をおススメする。
このアルバムは衝撃的だ。
彼が歌っているのは、ロックではなくアメリカのフォーク・ソングだ。
フォークといっても、日本のような四畳半的な閉塞的・内向的な世界を描いたものではない。
下級労働者、黒人、戦死者たちの歌であり、虐げられた者たちの労働歌であり、プロテスト・ソングだ。
何世紀も歌い継がれてきたものもある。
タイトル曲はあまりにも有名なプロテスト・ソングだ。
彼は、自らの音楽のルーツをさかのぼり、ついにその源流に辿り着いたかのようだ。
それは歌が発生する、原初的で豊饒な源泉であっただろう。
しかしこのアルバムは、『ネブラスカ』や『ゴースト・オブ・トム・ジョード』のような静かで暗い奥深さはない。
限りなく陽気に、そして豊かなセッションとして録音されている。
これには圧倒される。
原点への旅を終えた彼は、また力強く蘇ってきたかのようだ。
是非、日本語訳のある日本版の購入をおススメする。
2008,11,19, Wednesday
風邪をひいたらしく週末から体調が悪く、薬を飲んでひたすら寝ていた。
講義を楽しみにしてくれている学生諸氏には申し訳なかった。
鼻が詰まり、のどが痛く、微熱が続いた。
薬を飲んでひたすら回復を待っていた。
それまでの二週間が少々ハードだったので、その疲れもたまっていたのだろう。
執筆などの仕事ができる状態ではなかったので、久しぶりに一人で音楽を聴いていた。
敬愛するブルース・スプリングスティーンの新譜が来春1月にも発売されるらしい。
そこで、復習の意味も込めて(笑)、今、『RISING』以降のアルバムをずっと聴いている。
『RISING』『DEVILS & DUST』『We Shall Over Come』『 Live in Dublin』『MAGIC』と、携帯音楽プレーヤーに取り込み、ずっと聴いている。
『RISING』は、とても静謐な感じのするアルバムだ。
ロックのアルバムに静謐というのは形容矛盾かもしれないが、それが率直な感想であり、おそらく本質を突いていると思う。
このアルバムは2002年にリリースされたものだ。
9・11の直後のアルバムだ。
現代の詩人である彼が、あの事件の直後からのアメリカ、特にニューヨークを見つめ続けたアルバムだ。
事件の衝撃、英雄的な活動をした消防士たち、憎しみの巻き起こるアメリカ、喪われた者たちの追悼、そして、立ち上がろうと心ある人々に呼びかける励ましの歌でもある。
彼は民主党の支持者としても有名だ。
オバマ候補の応援ライブの模様なども、日本のメディアでも一部取り上げられていた。
イラクやアフガンもまだ終わってはいないが、スプリングスティーンが呼びかけ、オバマが政治的メッセージに高めた「変化」は着実に人の心をとらえたのだろう。
『RISING』には祈りのメッセージのようなリフレインが多用されている。
かつて宗教社会学者のロバート・ベラーが指摘した、単なる支配イデオロギーではなく、アメリカの理想からかけ離れた時には、国家や権力の批判の基軸となるような「市民宗教」の存在を信じたくなるようなアルバムだ。
ともあれ、日頃は何かと忙しく、ゆっくりと音楽だけを聴くという機会はめったにないので、2001年以降を総決算するつもりで、ゆっくりと音楽に身体を浸している。
講義を楽しみにしてくれている学生諸氏には申し訳なかった。
鼻が詰まり、のどが痛く、微熱が続いた。
薬を飲んでひたすら回復を待っていた。
それまでの二週間が少々ハードだったので、その疲れもたまっていたのだろう。
執筆などの仕事ができる状態ではなかったので、久しぶりに一人で音楽を聴いていた。
敬愛するブルース・スプリングスティーンの新譜が来春1月にも発売されるらしい。
そこで、復習の意味も込めて(笑)、今、『RISING』以降のアルバムをずっと聴いている。
『RISING』『DEVILS & DUST』『We Shall Over Come』『 Live in Dublin』『MAGIC』と、携帯音楽プレーヤーに取り込み、ずっと聴いている。
『RISING』は、とても静謐な感じのするアルバムだ。
ロックのアルバムに静謐というのは形容矛盾かもしれないが、それが率直な感想であり、おそらく本質を突いていると思う。
このアルバムは2002年にリリースされたものだ。
9・11の直後のアルバムだ。
現代の詩人である彼が、あの事件の直後からのアメリカ、特にニューヨークを見つめ続けたアルバムだ。
事件の衝撃、英雄的な活動をした消防士たち、憎しみの巻き起こるアメリカ、喪われた者たちの追悼、そして、立ち上がろうと心ある人々に呼びかける励ましの歌でもある。
彼は民主党の支持者としても有名だ。
オバマ候補の応援ライブの模様なども、日本のメディアでも一部取り上げられていた。
イラクやアフガンもまだ終わってはいないが、スプリングスティーンが呼びかけ、オバマが政治的メッセージに高めた「変化」は着実に人の心をとらえたのだろう。
『RISING』には祈りのメッセージのようなリフレインが多用されている。
かつて宗教社会学者のロバート・ベラーが指摘した、単なる支配イデオロギーではなく、アメリカの理想からかけ離れた時には、国家や権力の批判の基軸となるような「市民宗教」の存在を信じたくなるようなアルバムだ。
ともあれ、日頃は何かと忙しく、ゆっくりと音楽だけを聴くという機会はめったにないので、2001年以降を総決算するつもりで、ゆっくりと音楽に身体を浸している。
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